住宅改修アドバイスのコツ 廊下

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住宅改修アドバイスのコツ 廊下
松葉貴司
PTジャーナル・第47巻第2号・2013年2月







 住宅改修のコツを手すりの構造や高さの位置評価,簡単に自宅での車椅子の操作方法まで軽く触れている内容である.

基本知識のおさらいとして
・ 一般家庭の廊下:78cm(780mm)
・ 手すりをつけた際は:上記に(−100mm程度)

 住宅改修のコツとして手すり理想取り付け位置情報は,紹介している文献は多いものの,この文献の面白い部分は,身体の状態変化にも対応するように,また,手すりに肘をつけて歩く可能性がある場合は,低めに手すりをつける等細かくベテランが気にしている部分の情報が垣間見る事が出来る.

 また,図や写真が多い為,忙しいセラピストはこの図を見て参考にして欲しいと思う.特に車いすの幅員や廊下と建具の幅についても紹介されているのでオススメである.


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・ 廊下の幅の理解
廊下幅の理解も重要ながら,既存の4輪の車いすでなく,780mmの廊下幅から直角に移動する場合,6輪車いすが望ましいが,どちらの車いすも廊下に設置した手すり等が障害物になりうる場合がある.
:重要な事は「狭い→6輪車いす」ではなく,環境設定の方法として跳ね上げ式の手すりや,移動手段の変更も廊下を円滑に通過する為には重要だと言う事がわかる.

 廊下を単なる移動経路でなく,生活上の動線として生活動作を支える部分としての理解が,住宅改修時にどこまで頭が回るのかに直結していると考える.
記事:ひわ

過活動膀胱とメタボリックシンドローム

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過活動膀胱とメタボリックシンドローム
鈴木康之
泌尿器ケア 2010 vol.15 no.11 P96







 泌尿器科のトピックスとして、過活動膀胱とメタボリックシンドロームの関係性を端的に説明している。

 トピックスとして紹介ページであり、有用な情報のみ端的に記載されており、1ページなのですぐに目を通す事が出来る。

・ 過活動膀胱の定義
:尿意切迫感の症状症候群で、頻尿と夜間頻尿を伴うもの
(原因不明にいきなり激しい尿意におそわれる)


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過活動膀胱
日本人12%以上(800万人以上)
欧米人15%以上20%未満

過活動膀胱のリスク因子
加齢、メタボリックシンドローム
(メタボリックシンドロームに関しても加齢と関連している)

 メタボリックシンドロームによって、高血圧・高脂質血症・空腹時高血糖から心筋梗塞や脳梗塞に起因しやすくなるため、脳梗塞等の器質的な変化に伴い過活動膀胱が生じる事を予防出来ると言われている。どうリンクしているのか詳しい医学的な機序は紹介されていない。

 セラピストとして過活動膀胱患者様に関わらせていただく際に考える事は、腹圧のかかりにくい起居動作、トイレまでの移動、ズボンの上げ下ろしと言う一連の動作効率を考える事が第一だと思う。そして、メタボリックシンドロームの運動療法から間接的な排尿ケアに繋がる部分も含めて、運動プログラム立案を考慮する必要があると思う。
記事:ひわ





中年女性の骨盤底筋訓練における収縮時の収縮感覚と筋運動について

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中年女性の骨盤底筋訓練における収縮時の収縮感覚と筋運動について
長島玲子・蔵本美代子・酒井康生・井上千晶
島根県立看護短期大学紀要 第11巻,9−18,2005







腹圧性尿失禁患者に対して,骨盤底筋体操の実地指導を行い,改善した例とそうでない例の運動療法取り組みの差異を紹介している.

腹圧性尿失禁と診断後に
1.シネMRIで状態の把握
2.骨盤底筋体操指導
失禁群の6割強は体操継続が困難 その内4割強は体操そのものの困難感


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・ 失禁群にのみ膀胱頸部の下降が見られる
→骨盤底筋の収縮が困難で,臀部・腹直筋による筋収縮の代償が起こり,腹圧が加えられている
:失禁群では骨盤底筋群収縮時に膀胱頸部の下降が生じ,骨盤底筋群の弱化から臀筋群・腹直筋の筋収縮の代償が生じ,腹圧が上昇するというプロセスが考えられる.収縮感覚の困難感は筋紡錘由来のものかは不明であるが,視覚によるフィードバックが安易でない事,触診がしにくい部分である事も考慮する必要性は高い.

・ 骨盤底筋群の収縮感覚が無いヒトが,失禁群に有意に多い
:失禁群には収縮回数・頻度増やすと言う安易な設定するのでなく,理解を促すような関わり方の重要性が示唆される.そのために認知機能の評価,どの負荷での運動設定を行うのかという部分に関しては,セラピストの専門性を活かす分野であると思う.

 運動療法の効果がフィードバックしやすいアウターマッスルでも,2〜3週の継続性を求められているのに対して,骨盤底筋群では収縮様式・タイミングも考慮する必要があると思う.だからこそ,長期の目線で関わる必要があり,コミュニケーション能力が求められる分野だと改めて感じる.
記事:ひわ