臨床実習指導者からみた臨床実習教育の実態と展望

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臨床実習指導者からみた臨床実習教育の実態と展望
小林賢
PTジャーナル・第48巻第6号・2014年6月 P481—486





 臨床実習指導者目線での臨床教育について,実態と指導論,また若手指導者への教育方法の助言が書かれている.

 実務経験三年以上のみが必須要項である臨床実習指導者において,指導スタイルの分析,指導論が理論編と若手実習指導者編に分けて書かれている為,今までになかった文献の種類として非常に面白く感じる.

 指導者の役割として4つに分けられ,スポーツのポジションになぞらえている部分は,非常にわかり易い部分だと思う.
専門家,共同学習者,ファシリテーター,モデル共に全てにロールモデルがあり役割を果たせる指導者側のヒトがいて,初めて意味をなす部分が職員教育も含め重要性を強く感じる.

 わかりにくい部分を表と図を使用して説明してある為,非常に読み易い文献だと思う.指導者として自信がない,自分の指導が完璧だと思っているセラピストに是非一読をお勧めしたい.

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・ Dr,Nsは指導医・教育担当の看護師と臨床現場で職務上位置づけがしっかりとしているが,理学療法士は各施設の判断に委ねられているのが現状である.
:確かに指導医や教育担当看護師と言うように現場に入りつつ,指導を行う役割の職員は理学療法士に比べ明確な位置づけである.相手が患者様であり,活きる事へのプログラムに寄与するかは指導セラピストにかかっており,正解がないだけにDrやNsとは違う指導方針になっているのでないかと考察できる.

・ 教育目標と行動目標を設定する.
教育目標 — 抽象的
行動目標 — 具体的
:この簡潔にまとめられている文が全てであり,指導力とは具体性と抽象性の使い分けが大きく関わっていると感じる.

 指導者だから指導するという考えではなく,役割があるため指導者や生徒に合わせて,セラピストが変化できうる体制にいる事が重要であると改めて感じた.しかし,患者様・利用者様が主役であり,主体性が変わってしまわないよう注意したいと改めて感じた.
記事:ひわ



posted by ひわ at 23:43Comment(0)教育

学生からみた臨床実習教育の実態と展望

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学生からみた臨床実習教育の実態と展望
杉本大貴
PTジャーナル第48巻第6号2014年6月 P487-493






 学生が臨床実習に対してどのように感じているのかについて,当時学生だった杉本氏により書かれている.

 教育水準のみを考えれば,臨床実習において,臨床実習指導者次第(考え方や方法も含めて)という部分に関して,個人差が生まれてしまう可能性がある.ゆえにヒトとヒトとの歯車が合わなければ,どちらかがあるいは両者が悩み,傷ついてしまう事になっていくと思う.

 臨床実習指導者や教員からの臨床実習教育ではなく,PTSの著している(当時)文献であり,等身大の悩みに言葉を選びながらうまく伝える事が出来ている文献であり,1人のRPTとして,しっかりと受け止める必要がある内容だと思う.

 アンケートを使用した考察文献ながら,PTSの実習中には聴取しにくい部分が書かれており,本音の一部ではないかと推測出来る文献の為,学生指導を行っているセラピストには,一読をお勧めしたい.

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・ 海外と比較して日本の臨床実習時間は短い.
(日本800時間強,英国・オーストラリア等1000時間以上,フィリピン1500時間以上)
:単純に日本での理学療法士養成に関して,現場に触れる時間が短い事が数字で表されている.

・ 臨床実習指導者になるための教育を整えるべき
:まさに杉本氏の言われる通りだと感じる.そのように進めると,実習施設の確保が困難になる場合も生じ,踏み切れない現状の一つだと思う.まだまだ思いつくが,割愛したい.どこかに変化を起こさなければ,根っこは変わらないのは事実である.

 調べる項目について,睡眠時間と課題所要時間が考察されているが,学生の課題遂行能力やPCの操作能力も含めて,一概に,「寝ていない=課題が多い」というのは言えない事だと思う.しかし,患者様へ運動負荷を考える職業のセラピストが,学生の課題量の負荷を考えられないと言う現状は再考する必要性は高いと感じる.

 そもそもPTSに臨床実習であたえられている課題は何なのか?何を感じて欲しいのか?を改めて考える必要性は高いと思う.初等教育に英語が入って来ているように,セラピストの質を考える上で,国家資格保持してから頑張るのは当たり前であり,そのプロセスにおいてもPTSが良いセラピストとなるように考えていく必要があると思う.
記事:ひわ



posted by ひわ at 23:41Comment(0)教育

学生からみた臨床実習教育の実態と展望

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学生からみた臨床実習教育の実態と展望
杉本大貴
PTジャーナル第48巻第6号2014年6月 P487-493






 学生が臨床実習に対してどのように感じているのかについて,当時学生だった杉本氏により書かれている.

 教育水準のみを考えれば,臨床実習において,臨床実習指導者次第(考え方や方法も含めて)という部分に関して,個人差が生まれてしまう可能性がある.ゆえにヒトとヒトとの歯車が合わなければ,どちらかがあるいは両者が悩み,傷ついてしまう事になっていくと思う.

 臨床実習指導者や教員からの臨床実習教育ではなく,PTSの著している(当時)文献であり,等身大の悩みに言葉を選びながらうまく伝える事が出来ている文献であり,1人のRPTとして,しっかりと受け止める必要がある内容だと思う.

 アンケートを使用した考察文献ながら,PTSの実習中には聴取しにくい部分が書かれており,本音の一部ではないかと推測出来る文献の為,学生指導を行っているセラピストには,一読をお勧めしたい.

腑に落ちた画像.png

・ 海外と比較して日本の臨床実習時間は短い.
(日本800時間強,英国・オーストラリア等1000時間以上,フィリピン1500時間以上)
:単純に日本での理学療法士養成に関して,現場に触れる時間が短い事が数字で表されている.

・ 臨床実習指導者になるための教育を整えるべき
:まさに杉本氏の言われる通りだと感じる.そのように進めると,実習施設の確保が困難になる場合も生じ,踏み切れない現状の一つだと思う.まだまだ思いつくが,割愛したい.どこかに変化を起こさなければ,根っこは変わらないのは事実である.

 調べる項目について,睡眠時間と課題所要時間が考察されているが,学生の課題遂行能力やPCの操作能力も含めて,一概に,「寝ていない=課題が多い」というのは言えない事だと思う.しかし,患者様へ運動負荷を考える職業のセラピストが,学生の課題量の負荷を考えられないと言う現状は再考する必要性は高いと感じる.

 そもそもPTSに臨床実習であたえられている課題は何なのか?何を感じて欲しいのか?を改めて考える必要性は高いと思う.初等教育に英語が入って来ているように,セラピストの質を考える上で,国家資格保持してから頑張るのは当たり前であり,そのプロセスにおいてもPTSが良いセラピストとなるように考えていく必要があると思う.
記事:ひわ



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