うつ病

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うつ病
佐藤寛
総合リハ・42巻11号・2014年11月 P1071-1075






 うつ病の有病率等の現状から,認知行動療法での対応について書かれている.

 技術を伝える内容ながら,うつ病に対する認知行動療法の概略が順序立てて説明してある為,いわば認知行動療法の入り口として文献を読むと面白いと思う.

 認知行動療法の技法として,ストレスを感じた体験を状況や気分,自分の思考に分けて記録する事,事実のみを記録し,推測や思い見込みを避ける事に関しては,うつ病だけでなく,排尿も含め記録を残す際に重要なやり方だと思う.

腑に落ちたポイント!
・ うつ病≠休養
患者の達成感を奪うような休養は,うつ病を悪化させる
:知識のない短絡的な,うつ病だから休むという考えにならない事は当たり前ながら重要だと思う.快活動を記録し取り組みを増やすという休養とはいえ,リーズニングを考える事で休養が治療となると感じた.

 うつ病を有する方は70万人弱日本にいると言われている.さらに診療報酬の対象になったという事は,日本の流れとして,うつ病を知り見直す時期であると言える.

 うつ病を単なる治療対象として捉えるのではなく,何が快活動を制限しているのか?というヒトとどのように関わるのかという点では,リハビリテーションの専門分野ではないかと改めて感じた.
記事:ひわ