リハビリテーションの進め方

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リハビリテーションの進め方
和田直樹
JOUNAL OF CLINICAL REHABILITATION Vol.22 No.4 2013.4 P347-352







 
 長期経過をたどるパーキンソン病のリハビリテーションの進め方として,症状・重症度にわけて紹介してある.

 治療法の進歩によって,パーキンソン病の生命予後は向上しているが,長期治療による問題点が指摘されている.

 パーキンソン病を有する患者様に対して何を目標とするのかを明確にするに当たり,ADL・QOLの長期的維持,廃用・合併の予防という大まかな前提を忘れてはならないと思う.

 パーキンソン病における運動療法に対して,ガイドライン・病期に合わせた運動療法・運動一覧が表として紹介しており,これだけでも目を通して欲しいと思う.


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・ 在宅患者を診察室やリハビリ室で診る際には,機能的な障害に目がいきがちだが,非運動障害を問診する事が重要
:現場のセラピストでリハビリ室では動けるけど,自宅では動かないという事を耳にする事はあると思う.動かないのか?動けないのか?それは環境のせいか?機能のせいか?精神症状のせいか?等考える事は多岐にわたると思う.当たり前ながら重要な事をさらりと紹介している為,是非一読をお勧めしたい.

・ パーキンソン病の呼吸障害—拘束性換気障害
:円背・胸郭の可動域が関与しているため,全身性のアプローチが重要である事は想像に至る.だからこそ早期から体幹回旋,機能レベルでの筋の柔軟性というミクロな目線という要素も重要だと思う.

 パーキンソン病だから4徴候があるではなく,上記の要素があるから徴候が見られ,拘束性に換気障害が生じやすいと理解する必要があると改めて感じる.
記事:ひわ