排尿支援のための下部尿路症状評価法

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排尿支援のための下部尿路症状評価法
今西里佳
OTジャーナル 46(5):445−449.2012






排尿支援をキーワードとして下部尿路疾患に対して,どのように評価をしてくのか,またその評価方法が説明してある.

 具体的な評価方法として,質問用紙・排尿日誌・残尿測定・ウィットチェック法があり,それぞれ表として例が紹介されているので参考にできる文献だと思う.

 測定データ解析からアプローチの検討にかけて,今西氏の考え方とアプローチ方法をどのように立案していくのかを文末に書かれているが,個人的にはもう少し今西氏の考え方に触れたいなと感じる量である.

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「なぜカテーテルが挿入されているのか,抜去予定はあるのか」
「どのような尿失禁でおむつを装着することになったのか」
:当たり前の事を疑問に持つ事の重要性が書かれており,セラピストとして忘れてはならない部分だと感じた.プロセスを考える事が一つの評価であり,治療に繋がる.

・水分摂取量と食事水分量を確認して,尿量が1〜1.5Lとなるように,飲水指導及びカフェイン摂取制限で調整する.
:飲水指導を行うという考え方はすぐに思いつくが,尿量の調整にカフェインの摂取も考慮しなければならないという部分が,聞いて腑に落ちた感覚になった.嗜好品であるコーヒーや紅茶だけでなく,緑茶の量も考慮する必要が出てくるため,患者様への説明も重要になると思う.

 環境設定や福祉用具の活用・下衣更衣の工夫に加え,パターン排尿誘導と共に動作練習を行う事が,日常生活の直接的改善に繋がると思う.勤務している施設・病院の立ち位置にもよるが,セラピストとして日常生活をどのように介入していくのか?を考察する事の重要性を改めて感じた.
記事:ひわ