前鋸筋の上部筋腹の形と位置および筋連結

解剖学図.png

前鋸筋の上部筋腹の形と位置および筋連結
河上敬介、宮津真寿美、縣信秀、磯貝香、小林邦彦
理学療法 第24回第5号 2007年5月 P659-663






 前鋸筋(特に上部筋腹)の解剖学的な位置、筋連結を多数の写真を用いて、説明している内容である。

前鋸筋(上部筋腹)
:肩甲骨−体幹をつないでおり、肩甲帯の動作性と体幹の安定性に働く。
 胸郭外側面を2/3を覆うように走行している。
 筋連結起始周囲:外腹斜筋、小胸筋
 筋連結停止周囲:肩甲挙筋、大・小菱形筋

 前鋸筋の触擦可能な部位と実際の触擦方法、外腹斜筋の筋連結が図を用いてわかりやすく説明してあるので、前鋸筋を詳しく知らない方にお勧めしたい。

腑に落ちた画像.png
・ ラジオ体操における、身体をねじる運動は、前鋸筋と外腹斜筋の同時伸張を図る肢位である。
:音声で体操方法を伝達しているラジオ体操だが、効果的に行う事で無意識に前鋸筋上部筋腹と外腹斜筋の同時ストレッチングを行っているため、ラジオ体操の再考の重要性を感じる。

 前鋸筋について図を中心に記載されているため、日常の臨床現場で、体幹の安定性の獲得に悩んだ時に、すぐに手技を考えるのではなく、前鋸筋も選択肢にいれて、解剖学から復習して理解・応用して欲しい内容だと思う。
記事:ひわ



posted by ひわ at 23:02Comment(0)解剖学